葉っぱビジネス
Posted at 07/02/17 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
徳島県勝浦郡上勝町という町をご存知だろうか?典型的な少子高齢化の進む過疎の山村だったこの町が、近年にわかに話題になっている。
この町にある町の第3セクター「株式会社いろどり」。各地で第3セクターがずさんな経営で赤字を続ける中、この「いろどり」という会社は2004年度年商2億5千万円という売り上げをこの過疎の山村でたたき出しているのである。
その事業の中心は「葉っぱ」。山に落ちている葉っぱを全国の高級料亭などに「つまもの」として出荷するというビジネスである。町の高齢者などが毎朝、山に出かけその日の相場を聞いて単価の高い葉っぱを集めてくるのである。その収入は少ない人でも20万。多い人になると80万。年収にすると1000万を越えるというから驚きだ。
このビジネスのすごいところは何といっても原価ゼロという点だろう。観光地でもなく、他にこれといった産業も資源もないこの町だが、山に囲まれた大自然が産み出す木々の葉はほぼ無限の資源といえる。
この「いろどり」の成功をきっかけに、町では続々と第3セクターを立ち上げ、今では「いろどり」を含め5つの事業を展開している。しかもその5つの事業すべてが黒字経営だという。斬新なアイデアを産み出す環境は住民の一致団結した高い意識がその土台にある。
「町をなんとかしたい。」という思いが行動と結果につながった。新たな雇用を産み出し町は少しづつ活気を取り戻しIターン希望者も増加、平成の大合併も無縁の話ということだ。
何事もあきらめずに考え方を変えれば、どんな逆境もチャンスに変わるということだろう。
